小学校受験 対策

小学校受験の学校の選び方

小学校受験を考えている人にとって学校選びはとても大切なものです。小学校選びはただでさえ大変なのに、中学や高校、大学まで一貫教育になっているような小学校を選ぶ場合は、まさに、子供の一生を左右する選択になりかねないと言えるでしょう。

 

小学校受験を進める親からすると、知名度の高い有名校に通わせたいと思うところですが、子どもにはそれぞれ個性があるので、性格も特性も子どもによって違いがあります。自分の子供にあっている小学校校を選ぶ必要があります

 

小学校に入学した子どもが楽しい学校生活を送れるようにすることが大切です。ただ単に親の都合だけで選ぶのではなく子供に合った学校を選ぶようにしましょう。受験する小学校を選ぶ場合は、まずはじめに学校説明会や入試説明会に積極的に参加することが大切と言えるでしょう。

 

家庭での教育方針と学校での教育方針が違っていれば子どもが混乱してしまいます。一つの小学校だけでなく、できるだけ多くの小学校の説明会に参加するようにして自分の子どもの個性や家庭の教育方針に合った小学校を選ぶとよいでしょう。

 

受験を考えている小学校の中には宗教法人の学校も存在しますが、教育方針はそれほど宗教色が濃くないケースも多いのが実情です。その宗教の信者でなければいけないとか、信者であれば受験に有利ということも考える必要は無いので、教育方針が合うようなら受験することも選択肢の一つとして考えてみましょう

 

しかし、宗教法人の学校の場合は多少は宗教の教えに基づいた道徳教育も行われることも考えられます。各小学校の雰囲気を理解するためにも、説明会への参加は必須といえます。できる限り知人からの情報なども集めておきましょう。

 

近頃では、インターネットや受験情報誌などにも、様々な学校の情報が掲載されています。しかしながら、学校の設備環境、先生の雰囲気、服装や言葉使い、学校周辺の環境、在校生の雰囲気などは、実際にその学校に行かなければわかりません。

 

また、受験のある小学校のケースでは学区外であることが多くなりますが、子どもが一人で通える範囲内にあることも大切な条件になってきます。通学の途中で朝の通勤ラッシュに巻き込まれることや事件や事故などに遭う危険性を考慮するとあまり距離的に遠い学校を選択するのは避けた方がよいでしょう


小学校受験の心構え

小学校受験をさせる前のまだ幼い子どもにとって、親の存在と言うのはとても大きなものです。親が喜べば、当然ながら子どもも喜びます。叱られるようなことがあると落ち込み、悲しくなります。

 

小学校受験時期は、どうしても焦りと不安という気持ちから感情にまかせて子どもを叱ってしまうことも多くあります。しかし、実際に小学校受験するのは子どもであり、子どももプレッシャーを感じていることを親としては忘れるようなことがあってはいけません。

 

何事も子どもと一緒に考えるようにし叱るべき時は、しっかりと叱るようにし褒めるべき時は褒めるようにしてください。受験対策の勉強は、親の態度や工夫次第によって、子供にとっては苦痛にもなりますし楽しみにもなります

 

もちろん、積極的に自ら楽しんで学習できる子供の方が、志望校に合格できる可能性が高くなります。どうしてもイライラすることが我慢できない場合には、自分だけで抱えることなく、夫婦で話し合うようにしたり、通っている塾の先生や、友人知人に相談することが大切になってきます。

 

また、自分の考えだけに固執するようなことはしないで、人からのアドバイスも素直に受け入れるようにすれば、自分自身も親として成長していける可能性が高くなります。子どもは親のことをよくみているので、前向きな姿勢をみせるのはとてもいいお手本になります

 

小学校受験の試験と言うのは子ども本人の姿だけでなく、子どもを通して親の姿も見られることになります。親として、子どもに教えなければいけないことをしっかりと教えることができているかどうかが重視されることになります。

 

特に、行動観察試験においては、子どもが育つ家庭環境の様子がはっきりと現れてしまいます。普段から、子どもが親の真似をしても問題が起きないように、普段から使う言葉づかいや行動には気をつけるように注意する方がよいでしょう

 

また、面接においては、子どもが緊張することは分かりますが、それ以上に親の方が緊張してしまうことも少なくありません。しっかりしなければいけない親が緊張してしまうと、子どもにもそれが伝わることになり、子どもの持つ本来の力を発揮できないままに、面接が終わってしまうことも考えられます。

 

小学校受験は親の試験」と言われているように親に求められる役割や作業が多くなるため、受験対策は子どもだけのものと考えないようにして、小学校受験させる親もしっかりと心構えをしておくことが重要となってきます。最後に、受験の結果は結果と受け止めるようにして、たとえ悪い結果であったとしても子どものせいにするようなことはしないで、態度に出すようなことがあってもいけません。